患者、国民の立場に寄り添った判断を「医療保険制度改革関連法案」は参議院本会議での廃案を求めます(緊急要請)

千葉県関連参議院議員 各位

2015年5月26日
千葉県保険医協会
会長 岡野 久
        
 貴職におかれましては、日夜国政の重責を果たされていますことに心より敬意を表します。本会は千葉県の医師・歯科医師3,975人で構成し、国民医療の向上と、保険医の生活と権利を守るために活動している団体です。
 5月26日の参議院厚生労働委員会において、「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案」が採決されました。同法案の審議は参考人質疑をあわせても委員会審議は、衆議院は22時間、参議院は23時間弱です。
 与党側は採決の理由を、衆議院の審議時間を越えていることを理由にあげていましたが、昨年「審議が不十分」と非難を受けた「医療・介護総合法案」の衆議院31時間、参議院35時間にさえ遠く及ばない審議時間です。
 衆参の厚生労働委員会の審議では、与野党を問わず、法案に対する懸念が次々に出されました。「経済的困難を抱えている患者さんが、入院時の食事療養費の自己負担があがることで入院をあきらめることになり、さらに重篤化することにならないか」、「患者申出療養制度で『6週間』でどのように安全性・有効性を確認するのか。本当に将来的に保険収載につなぐことができるのか」、「今でも『払えないほど高すぎる保険料』や違法な差し押さえで苦しんでいる国保加入者をさらに増やすのではないか」。他にも様々な論点が残っています。それにも関わらず、厚生労働大臣をはじめとする政府側答弁は「法案成立後に関係審議会等で詳細は決める」との答弁に終始しています。
 審議が不十分なままで法案が成立すると最も困るのは患者さんです。
 私たち医師・歯科医師は、以下の事項を強く要請いたします。


一、「医療保険制度改革関連法案」の廃案を求めます