千葉県の医師、歯科医師の皆さんへ~日本弁護士連合会「健康保険法等に基づく指導・監査制度に関する意見書」について(岡野久会長談話)

千葉県の医師、歯科医師の皆さんへ

千葉県保険医協会会長 岡野久

 日本弁護士連合会(以下-日弁連)は8月22日に「健康保険法等に基づく指導・監査制度に関する意見書」を発表しました。日弁連がこの意見書をとりまとめ、周知することについて、指導・監査制度の改善運動や弁護士帯同を進めてきた千葉県保険医協会は大いに歓迎するものです。この意見書は千葉県保険医協会をはじめ全国の保険医協会・医会などの運動が反映されたものです。

 法律の専門家であり、国民の人権の守り手として公的な権威を持つ日弁連が指導・監査のあり方について実態調査し意見書を発表したことは大変重要な意味があります。医療機関の医師や歯科医師、スタッフの人権保障という観点に立っていること、患者・国民の基本的人権保障の観点の立っていることからも大きな意義を持つものです。

 意見書の中で現実の指導監査の問題として、保険医の人権が脅かされる危険があると指摘されたことは大変重要です。厚労省も決して無視することのできない指摘です。加えて国民・患者の適切な医療を受けるという権利の保障の観点からも重要な指摘がされています。
 具体的な問題点として①手続きの不透明性、②指導の密室性、③指導と監査・行政処分の連動という運用の実態-の3点を指摘し、具体的な改善と配慮すべきとして7点を提示しています。

 意見書について現場の状況から見れば、十分とは言えない点も見受けられますが、今後医療関係団体との意見交換を行いながら双方の認識のすり合わせをしていくことも可能と考えられます。


 この間、保険医の人権をも無視した指導・監査の実態も明らかになり、その影響と思われる保険医の自殺が繰りかえされました。協会では保険医の権利を守るために審査・指導、監査の改善を求める運動に取り組んできました。
 協会は会内外に対してこの意見書の周知をはかるとともに、医療現場での指導・監査改善運動に引き続き取り組むことを決意するものです。

 
医師、歯科医師の皆さん 
  保険医協会とともに指導監査の改善に取り組みましょう。
  また指導監査の時には保険医協会にぜひご相談ください。
  指導監査における弁護士帯同もぜひ保険医協会にご相談ください。