千葉県保険医新聞2018年4月10日号(第664号)

新点数説明会の参加者過去最多-医科・歯科合計県内18会場で開催


▲新点数説明会・医科千葉会場の様子
=3月27日・千葉県文化会館大ホール(千葉市中央区)

 協会は平成30年度診療報酬・介護報酬説明会を3月21日から31日にかけて医科歯科合わせて県内18会場で開き、延べ約3850人が参加した。会場では改定内容の説明と併せて、診療報酬制度改善に向けた会員の声を集約することを目的とした「私のひと言カード」への協力や、「名探偵イツでもん『医療費のなぞを追え』」リーフの活用等を呼びかけた。
 医科8会場、歯科10会場で開いた新点数説明会には、医科歯科ともに過去最高となる会員等が参加し、延べ約3850人を数えた。医科では従来の「入院」、「外来」、「介護」の説明会に加え、在宅医療点数を重点的に解説する「在宅」の部を実施。歯科でも、4月7日に「在宅・介護」の説明会を開くなど、会員の要望に応えた開催となった。
 各会場では冒頭、「安心・安全な医療を患者さんに提供できるよう、初・再診料をはじめとする基礎的技術料を中心に、診療報酬の改善を求める」等を柱とした今次診療報酬に係る理事会声明を紹介。その上で、診療報酬制度改善に向けた会員の声を集約することを目的とした「私のひと言カード」への協力や、「名探偵イツでもん『医療費のなぞを追え』」リーフの活用等を呼びかけた。

■医科:一部要求反映も

 医科では初・再診料に新設された妊婦加算や、地域包括支援診療加算・在宅時医学総合管理料・小児かかりつけ診療料等を届け出た医療機関であることが施設基準とされた機能強化加算をはじめ、算定頻度の高いと思われる項目を中心に説明。また、新たに保険診療に導入されたオンライン診療に係る報酬も解説した。
 同一建物居住者に対し訪問診療料を算定する場合にレセプトに添付することとされていた別紙様式14と添付しない場合の、レセプト摘要欄への同様の内容を記載する取扱いが廃止されるなど、協会・保団連の改善要求が反映された内容もあったが、一般病棟入院基本料や療養病棟入院基本料をはじめとする入院料による病床機能分化を促進する改定内容には、参加者からも疑問を呈する声等が聞かれた。

■歯科:減算に異議

 歯科では施設基準の新設・変更と経過措置、口腔機能診断の検査の新設、診療情報共有料の新設等の医科との連携の評価の拡大、床副子の名称変更と大幅な区分の変更、在宅医療での衛生士の関連点数の拡大・新設等改定内容が多岐にわたり、急ぎ足の説明とならざるを得なかった。
 特に初再診に係る施設基準の届け出と減算の考え方に関心が集中、「減算ではなく加算で行うべき」との声が出された。この他、「より良い医療には診療報酬引き上げ、予防処置の充実が必要」との声もあった。