千葉県保険医新聞2019年2月10日号(第683号)

個別指導の改善求め保団連が厚労省要請
高点数選定の廃止、行政手続法に則った指導を




 保団連・協会は、発足当初から「保険医の経営、生活ならびに権利を守ること」、「保険で良い医療の充実・改善を通して国民医療を守ること」を目的に審査、指導、監査の改善運動を実施。定期的に厚労省要請を行っている。
 「指導大綱」では、「指導は、保険診療の取扱い、診療報酬の請求等に関する事項について周知徹底させることを主眼とし、懇切丁寧に行う」と記載されており、行政手続法に則り実施されるべきである。

 1月16日、保団連は個別指導の改善を求め、厚生労働省に要請を行った。協会からは武田浩一副会長と事務局が参加。要請は事前に提出済みの改善要求に厚生労働省側が回答する形で行われた。
 高点数選定による集団的個別指導と個別指導の廃止要求については、中医協で決定した指導大綱に則って実施しているとした上で、高点数選定については様々な意見が寄せられており、状況を把握する為に2018年度は歯科、2019年度は医科について、今までの実施データを分析し、選定基準について検討すると回答した。
 個別指導の「中断」について、やむを得ず中断する場合は、早期に再開をして欲しいとする要求については、可能な限り早く再開を行いたいと回答した。
 指導時において、患者調査やカルテコピーなど実施しないことを求めたことに対しては、個別指導には質問調査権がないことを明言した上で、指導時明らかになった疑義を解消するために、同意を得て実施しており、理解してもらう為に丁寧に説明したいと回答した。
 自主返還の強要を行わない要求については、厚生局は適正な契約の施行を担っており、診療報酬を誤って請求した場合、保険者に返還してもらうことになると回答。
 指導医療官の資質均一化の要望は、研修を実施しており資質均一化に努力したいとした。
 また、協会など医療関係団体が実施する、保険診療・診療報酬請求に関する研修会への講師派遣については、ルール周知の場として有意義であり、要望があれば前向きに検討すると回答した。