千葉県保険医新聞2020年6月25日号(第713号)

第49回定期総会
新理事を含む役員31人を選出

 
 協会は6月14日、協会会議室で第49回定期総会を開いた。総会では、2019年度活動経過報告、会計決算報告・会計監査報告を行い、2020年度活動方針、同予算を決定。20・21年度執行部を選出した。また、今総会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前案内では「三密」とならないよう委任状提出による意思確認を会員へ呼びかけ、会場は座席の間隔を広く開け、換気を行うなど対策に努めて開催した。

 総会の冒頭、岡野久会長は、「新型コロナウイルスの影響は現時点で少し落ち着いてきてはいるが、これから感染症予防と経済・社会活動の両立を構築していくことが求められます。しっかりとコロナ対策に取り組んだ医療機関ほど経営が厳しくなっています。感染の第2波、第3波に備え、医療体制を維持するため、国の責任できちんと対応するよう引き続き要求していきます。昨年は、大型台風の被害を3度も受けました。災害に強い施設・医療機関となるよう協会としても支援していきたい。今までのように人が集まって行うことは難しくなっている。コロナの時代においても協会はしっかりと発信していけるような活動をしていきたい」と挨拶した。
 次に宇佐美宏副会長を議長に選出。議長より総会出席会員13人、有効委任状数1528人、会員比36・5%で、会則規定による総会成立要件を満たしていることが宣言された。
 執行部から19年度活動経過報告、同会計決算報告、同会計監査報告、会則一部改訂について、が報告された後、20年度活動方針、同予算(案)が提案された。
 20年度活動方針は、①国民皆保険制度の崩壊を許さず、公的医療費の総枠拡大を要求する運動、②保険医の生活と権利を守る活動、③地域医療の発展と健康を守るための活動、④国民の生活と安心を脅かす政治を許さない運動、⑤組織の拡大強化を図り、財政等活動基盤をさらに安定化すること、の5つの柱を重点課題に据えて取り組むことが報告された。

20年度協会活動 5つの重点課題
 会員から、文書で診療報酬引き上げと患者負担増軽減の要求について、診療報酬に対する消費税問題について2つの質問が寄せられた。質問に対し岡野会長は、「基本的な立場として日本の診療報酬の技術料としての評価は、根本的に低く正当な評価を要求し運動します。また、高すぎる薬価を是正することも求めています。一方で患者負担を軽減する運動をあわせて行っていきます。政府は、消費税が医療は非課税と国民に説明しており、診療報酬の中に補填しているとしています。しかし、補填の根拠は不透明です。協会・保団連は引き続きゼロ税率導入を求め、消費税の損税をなくす運動をしていきます」と答弁した。
 続いて20・21年度の役員改選を行い、新理事の鳥山栄氏(成田市・歯科)を含めた31人を選出した。また、労働保険事務組合から会計報告があり確認した。
 最後に「10%以上の診療報酬(特に基本診療料)引き上げと不合理是正を行い、同時に介護報酬の引き上げも行うこと」、「保険でより良い歯科医療を実現するため、歯科医療総枠拡大を行い、歯科技工士や歯科衛生士等の歯科医療従事者の待遇改善を図ること」等12項目を盛り込んだ定期総会決議を提案、全ての議事は挙手により賛成多数で採択した。 


▲挨拶する岡野久会長=6月14日・協会会議室