千葉県保険医新聞2020年9月10日号(第717号)

個別指導の選定、高点数が多数
情報開示で明らかに

 協会では、関東信越厚生局千葉事務所が実施する集団的個別指導、個別指導に関する資料の開示請求を行い、2019年度の指導結果と2020年度の指導対象件数等を入手した。指導対象は、千葉県の平均点数の1・2倍、病院は1・1倍であり、更に平均点数が類型区分ごとの医療機関数の上位8%に該当する医療機関とされている。
個別指導は再指導、情報提供、高点数などが主な選定理由(新規個別は除く)で、今年度の選定された医療機関はほとんどが高点数によるものであった。

また、例年、集団的個別指導が、1件あたりのレセプトの平均点数が高い順に医療機関を集めて講習会形式で行なわれるが、今年度は、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言解除に伴う指導・監査等の取扱いについて、7月2日付事務連絡が発出されており、その中で、「集団的個別指導は中止する」とされている。

平均点数は厚生局独自の計算式で算出されており、自院での算出は難しい。ただ、関東信越厚生局千葉事務所に照会することで自院の平均点数を確認できる。照会方法は、医療機関の開設者又は管理者が電話等で自院の平均点数の開示を求めれば、本人確認の上、補正平均点数と医療機関の類型区分について折り返し電話で回答がある。

協会が先日行った厚生局千葉事務所長との懇談では、「個別指導の実施にあたっては、連絡文書にも記載しているが、医療機関からの相談に応じる」との見解が示された。協会は医療機関に自主返還を課す個別指導は行うべきではない。コロナ禍において個別指導及び監査は中止し、緊急性の高いものにすべき」と申し入れている。



▲2020 年度の個別指導選定数とその内訳