千葉県保険医新聞2021年6月25日号(第734号)

第50回定期総会開く
 コロナ禍でも活動止めない公的医療費総枠拡大を

 協会は6月13日、協会会議室で第50回定期総会を開いた。総会では、2020年度活動経過報告、会計決算報告・会計監査報告を行い、2021年度活動方針、同予算を決定した。
 今総会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、委任状提出による意思確認を会員へ呼びかけ、会場参加は執行部役員にとどめた。総会終了後は記念講演を開き、舘田一博氏(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)が「COVID‐ 19との対峙―私たちの経験と英知を結集して―」と題し講演。74人が参加した(記念講演は協会ホームページ「会員のページ」で視聴できます)

 総会の冒頭、岡野久会長は、「この1年はコロナとの戦いの1年だった。防護具が不足した際には購入に取り組んだ。コロナによる受診抑制の実態についても継続的にアンケートを行い、発表することでマスコミにも大きく取り上げられ、社会的に影響を発揮することができた。後期高齢者医療費2割化が国会で決まってしまったが、これからも窓口負担を軽減するような活動を続けていきたいと思う。今後1年間も活動の前進のためにご協力いただきたい」と挨拶した。
 次に宇佐美宏副会長を議長に選出。議長は会員数4202人、有効委任状数1268人、会員比30・17%で、会則規定による総会成立要件を満たしていることを宣言。その後、執行部は20年度活動経過報告、同会計決算報告、同会計監査報告、が報告された後、21年度活動方針、同予算(案)を提案した。

5つの柱を課題に据えることを提起

 21年度活動方針は、①国民皆保険制度の崩壊を許さず、公的医療費の総枠拡大を要求する運動、②保険医の生活と権利を守る活動、③地域医療の発展と健康を守るための活動、④国民の生活と安心を脅かす政治を許さない運動、⑤組織の拡大強化を図り、財政等活動基盤をさらに安定化すること、の5つの柱を重点課題に据えて取り組むことが提案、採択した。また、労働保険事務組合から会計報告、確認した。
 最後に「10%以上の診療報酬(特に基本診療料)引き上げと不合理是正を行い、同時に介護報酬の引き上げも行うこと」、「保険でより良い歯科医療を実現するため、歯科医療総枠拡大を行い、歯科技工士や歯科衛生士等の歯科医療従事者の待遇改善を図ること」「国庫負担を増やし、過重な保険料負担や窓口一部負担を大幅に軽減し、新たな患者負担増を行わないこと」等12項目を盛り込んだ定期総会決議を読み上げ採択した。


▲会場参加は執行部役員にとどめ、挙手で採択をした