千葉県保険医新聞2021年10月25日号(第741号)

子ども医療費助成制度 
県内初多古町 22歳まで学生対象に

  香取郡多古町は、新型コロナウイルス感染症に対する子育て世帯への支援策として、22歳まで(22歳誕生日以後の最初の3月31日まで)の学生を対象に医療費を無料化する。県内初の取り組みで11月1日診療分から開始。9月定例町議会では関連経費等を盛り込んだ一般会計補正予算案が成立した。
 多古町は、今年度から子育てにやさしい3つの「0(ゼロ)」を掲げている。待機児童0、給食費0、大学生まで医療費0だ。町ホームページでは、今回の年齢の引き上げで、県内トップクラスの子育て施策の充実ぶりをアピールする。これまで18歳までを対象に窓口一部負担金を無料化しており、さらに長引くコロナ拡大による子育て世帯への影響を勘案し、対象を引き上げる。なお、対象は1年制以上の学生証が発行される学校に通う人で、親が町在住の必要がある。本年度の予算は160万円だ。
  協会は、子ども医療費助成制度の拡充をめざし運動している。県内54自治体のうち、23自治体が高校3年生まで入院・通院とも助成対象、31自治体が中学校3年生まで入院・通院とも助成対象と拡充してきた。これにより県内どこでも中学3年生までは保険者証と受給券で医療の現物給付を受けられるようになった。
 一方、県基準は通院を小学校3年生、入院を中学校3年まで助成対象とする。2012年12月診療分から「入院」を現行制度に引き上げた後、拡充をしていない。自治体支援のためにも、県に速やかに制度の拡充させることを強く求める。
 政府は「子ども庁」創設に向け議論を始める。国が「子ども医療費助成制度」に対し財政的支援を行っていない現状を改め、子どもたちが安心して医療を受けられるよう国の責任で制度を実施すべきだ。


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