千葉県保険医新聞2021年11月10日号(第742号)

熊谷俊人知事と懇談 「今打てるワクチンを確実に」 
風しんをなくすために団結

  10月22日、千葉県庁特別会議室で協会と「風しんをなくそうの会『hand in hand』(共同代表・可児佳代)」は、熊谷俊人知事に面会し、連名で風しん対策に関する要望書を知事へ手渡した。なくそうの会から可児佳代氏、大畑茂子氏が、協会から吉川恵子事務局長が出席した。
 要望書では、風しんの抗体保有率90%を実現するため、第5期定期接種の期間延長や県民への情報提供の強化、職域、自治体、協会等での抗体価検査の実施、など県と関係機関が団結して風しん排除達成に取り組んでいくことを求めた。

抗体保有率90%まで、啓発強化を 

 国は、風しんの感染拡大を防止するため、2019年4月から22年3月31日までの間、これまで風しんの予防接種を公的に受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性(現在59歳から42歳の方)を対象に風しんの抗体検査、予防接種を原則無料で受けることができる「クーポン券」を発送した。予定では、この「第5期予防接種」の3年間が今年度末で終了となる。
 9月29日に行った国への同趣旨の要請では、風しん抗体の低い男性の対象者は約190万人おり、このうち予防接種を実施した実績は推定75万人に留まっている。対応策として風しん第5期定期接種継続を求め、国も次年度の概算要求として41億円の予算を組んで取り組んでいることが明らかとなった
 そこで、10月22日は県へ「風しん第5期定期接種」に関して、①風しんの抗体保有率が目標値90%に到達するまで、制度継続を国へ要望すること、②風しんの抗体保有率向上のために、再度関係機関と連携し周知すること、③「ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐ」大切さについて公共機関等を活用し、県民へ啓発するよう努めること、の3点を要望した。
 熊谷知事は「新型コロナ以外の診療、検査、ワクチンが停滞しかねないと危惧している。今打てるワクチンを確実に打っていこうと呼びかけをしている。風しんワクチンは確実に先天性風しん症候群の病気をなくすため極めて重要と思っている。ここ2年は流行っていないが、千葉県でも多くの感染を確認した。改めて県民のみなさんへワクチン接種の重要性をしっかりお伝えし、県として様々な対策を行っていきたい。最終的には国の判断が極めて重要だと思う」と認識を示した。
 職域での抗体価検査実施については、首都圏で連携を取りながら横断的に対応していく方向性を示唆。風しんの日(2月4日)の県民への啓発活動については、世代を意識して常に啓発する重要性を指摘し「マスメディアにも取り上げて頂いて、PRにつながるよう模索したい」と発言した。



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