4月14日、2024年秋に現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化させるための法案審議が衆議院で始まりました。。
健康保険証の廃止は、国民皆保険制度を採用する我が国において、マイナンバーカード取得を事実上強制するに等しいものです。マイナンバーカード取得は「任意」とする法令に明らかに抵触するのみならず、プライバシー権や思想・良心の自由など憲法違反の疑いが極めて強いものと言わざるを得ません。緊迫した情勢のもと、「保険証を廃止するな」の世論を大きく広げるとともに、国民皆保険制度を揺るがす健康保険証廃止法案に強く抗議し、今国会で廃案とするよう強く要請していくことが重要となっています。
健康保険証が廃止されれば、オンライン資格確認に対応できない医療機関は閉院・廃業を強いられます。不要不急なオンライン資格確認の未整備を理由に、医療機関が閉院に追い込まれるようなことはあってはなりません。またオンライン資格確認に対応した医療機関でも、セキュリティ対策強化、マイナカード紛失・更新切れ・破損等への対応に留まらず、通信障害・災害時はじめシステム不具合時には、資格確認に多大な困難を来すこととなります。
ポスターは3種類あります。ぜひ、待合室に掲示するなどしてご活用ください。
協会・保団連ではあわせて「健康保険証を廃止しないことを求める請願署名」に取り組みます。ぜひ各医療機関で患者さんへの呼びかけをお願いします。