⑴医師でジャーナリストの村中璃子氏の一審敗訴が取り消されたことは大いに歓迎する。今後、村中氏が執筆活動を再開され、活躍されることを期待する。
⑵池田氏の不適切な発表が、「データの捏造」ではなかったとして、科学的に根拠のないまま結論を導き出したことに対して捏造ではないとされたことは到底受け入れられない。
⑶一例のデータに基づき結論を出し、「不適切な発表により国民に対して誤解を招く事態となったこと」は科学者および国民の常識からすれば「研究結果の捏造」と言われても仕方がないと考える。
⑷「不適切な発表により国民に対して誤解を招く事態となったこと」は真に遺憾であり、捏造と批判されて当然と考える。したがって、上告審においても村中氏を支援していくこととする。
⑸池田氏の不適切な発表は、仮に捏造と認定されなくとも、研究者として到底許されるものではなく、今後もこれを批判していく。
⑹池田氏の不適切な発表などにより、HPVワクチンの積極的勧奨が中断していることは非常に残念である。年間一万人が子宮頸がんに罹患し、三千人が亡くなっている悲惨な現状を克服するため積極的勧奨の再開を求めて運動をしていく。
以上