
- 日 時
- 9月 26 日(金)19 時 30 分~ 21 時 30 分
- 場 所
- 協会会議室
- 定 員
- 定員20名/WEB100名
講 師 :村中 璃子 氏(医師・ジャーナリスト)
共 催 :守れる命を守る会
~講師からのメッセージ~
2021 年 4 月、日本では約 9 年間中断されていた子宮頸がん(HPV)ワクチンの積極的接種勧奨が再開された。
新型コロナ禍を経て、多くの国民はワクチン忌避が個人だけでなく社会全体の危険につながることを学び、医師も誤情報への対応の必要性をHPV ワクチンの経験から認識していた。
その結果、日本のコロナワクチン接種率は高い水準となったが、HPV ワクチンを巡る訴訟は現在も継続している。一方、アメリカでは、歴史的に最も積極的にワクチン接種を進めてきた国でありながら、反ワクチン姿勢で知られるケネディ Jr. 氏が保健相となり、ワクチン政策に大きな変化が生じている。
ACIP 委員全員を解任し、反対派を含む新体制でチメロサール入りワクチンの接種中止を決定、さらに国際的ワクチン支援 GAVI への資金提供停止も発表した。
本講演では、パンデミック後も続く「ワクチン忌避」の最新動向を踏まえ、HPV や麻疹ワクチン、添加物の安全性を科学的に検証し、エビデンスに基づく医学情報を広く伝えるために医療界が果たすべき役割を考察する。