
厚生労働省は8月28日、社会保障審議会医療保険部会を開催。2026年度診療報酬改定の基本方針に向けた議論を開始した。診療報酬改定は改定の基本方針を社会保障審議会の医療保険部会と医療部会で決定し、改定率を内閣が予算編成過程の年末に決定。
今回の医療保険部会では前回2024年度診療報酬改定を振り返ったうえ、2026年度診療報酬改定の重点項目について討議が行われた。診療側委員からは「医療機関の経営状況は大変厳しく倒産件数最多である。賃金と診療報酬が大幅に乖離しており、現行の診療報酬の伸びでは到底追いつかない」と現状の枠組みについて限界を訴えた。